昨今、あおり運転や危険な運転のニュースを聞くことが増えました。交通トラブルや裁判の際に有力な証拠として役立つのが、ドライブレコーダーの記録映像です。いざという時に備えて、ドライブレコーダーを購入しようと考える人も多いと思います。
しかし、ドライブレコーダーを探してみると高いものは数万円、安いものだと5000円未満とかなり価格に幅があることがわかります。なるべく安く買いたいけど、安すぎて使い物にならなかったら・・・と思うと悩みどころですよね。
そこで、ドライブレコーダーを購入する時の選び方と、安くて使えるドライブレコーダーをご紹介したいと思います。さらに、あおり運転に遭わないコツと遭ってしまった時の対処法もお伝えしちゃいます!
Contents
失敗しない!安いドライブレコーダーの選び方
ドライブレコーダーを選ぶ時に最低限確認すべきポイントは、視野角・画質・オプション機能の3点です。それぞれ解説していきます。
どこまで映る?視野角をチェック
視野角には、
- 「水平画角」(横の撮影範囲)
- 「垂直画角」(縦の撮影範囲)
- 「対角画角」(斜めの撮影範囲)
の3つの要素があり、この中でも特に重視すべきなのが水平画角です。(メーカーによっては水平画角しかスペックを記載していない場合もあります。)
水平画角は108°以上が望ましいスペックとされているので、特にこだわりがなければ108°を基準に選んでみましょう。
どれくらいきれいに移る?画質をチェック
証拠を残すためにドライブレコーダーを買ったのに、画質が悪くて車のナンバーが判別できない!となってしまっては意味がありません。画質の良し悪しは、「解像度」で表されている場合と「画素数」で表されている場合があります。
まず「解像度」の考え方について説明します。ドライブレコーダーの解像度は、「Full HD」「HD」というような表記となっており、
WQHD > FullHD(FHD) > HD > VGA
の順に解像度が高くなっています。最近発売されたものの大半はFHDですが、中にはFHDよりさらに高解像度な「WQHD(Wide Quad HD)」というものもあります。これから購入される方は、最低でもFHDを選ぶようにした方がいざという時に安心です。
次に「画素数」の考え方です。先ほど解像度はFHD以上を選ぶべしとお伝えしましたが、FHDを画素数で言うと大体200万~300万画素となります。ちなみにWQHDに相当する画素数は400万です。検討しているドライブレコーダーのスペック表記が画素数になっていたら、200万画素以上を選ぶべきということですね。
※見るべきは『動画の画素数』です。「写真の画素数」が表記されている場合と「動画の画素数」が表記されている場合があるので見間違いに注意。
自分に必要なのは?オプション機能をチェック
ドライブレコーダーの基本的な機能は、走行中に正面の映像を記録することですが、最近ではオプションとして様々な機能が追加されているものもあります。希望する機能があればチェックしておきましょう。
機能 |
できる事 |
前後撮影 | 車両の前方だけでなく後方も撮影できる。 |
Gセンサー | 一定以上の衝撃が加わった際、その前後の動画を自動で保存する。 |
HDR(WDR) | 露光を自動で調整でき、映像が暗くなったり白飛びしたりしない。 |
LED信号機対応 | LED信号機の色を映すことができる。 |
駐車監視 | 駐車中の映像を記録できる。 |
動体検知 | 人や車が近づいた時撮影できる。 |
手動録画 | スイッチを押したタイミングで撮影開始できる。 |
GPS搭載 | GPSで走行ルートを記録することができる。 |
Wi-Fi搭載 | スマホと接続してスマホで映像を確認できる。 |
安くても使える!5,000円未満のドライブレコーダーBEST3
ドライブレコーダーを選ぶ際に確認すべきポイントをふまえて、5,000円未満の安くて使えるドライブレコーダーをチョイスしてみました。
第3位 安さ重視の人におすすめ!BRISIE/W1087
基本スペック
視野角:140°
画質 :FHD
オプション機能:Gセンサー、HDR(WDR)、動体検知、駐車監視
中国の小規模メーカーBRISIEのドライブレコーダーです。低価格の割に視野角が広く、画質も良好。さらにGセンサーやWDRなどオプション機能も充実しています。走行中の振動で外れやすいという声もありますが、コンパクトで視界を邪魔しない、取り付けが簡単という点が高く評価されており、コストパフォーマンスの高い製品です。
第2位 見た目にこだわる人におすすめ!AKAMATE/C1L
基本スペック
視野角:145°
画質 :FHD
オプション機能:Gセンサー、HDR(WDR)、動体検知、駐車監視
こちらも中国メーカー製のドライブレコーダーです。視野角はBRISIE以上の145°!こちらも安いながらオプション機能が充実しています。取り付けが簡単でコンパクトなのはもちろん、おしゃれな見た目も特徴です。一眼レフカメラのような大きなレンズに正方形に近いボディの形をしていて、ちょっとインスタントカメラっぽいかわいさがあります。デザイン性も込みで総合評価は4.5にしました。
取り扱いが始まってから日が浅いのでレビューは少なめですが、安定して高評価を得ている優良機種です。
第1位 品質で選ぶならこれで決まり!APEMAN/C420
基本スペック
視野角:170°
画質 :FHD
オプション機能:Gセンサー、HDR(WDR)、動体検知、駐車監視、手動録画
APEMANも中国メーカーですが、AUKEYという大企業の子会社にあたり、ドライブレコーダーやアクションカメラ、DVDプレーヤーなどを製造し高評価を受けている信頼度の高いメーカーです。こちらのドライブレコーダーは170°という最高クラスの視野角で、ボンネットの端から端までくまなく撮影することができます。オプション機能も豊富で、特にC420のGセンサーは反応する感度を調整できる点が特徴です。デザインもAKAMATEのようなインスタントカメラ風でおしゃれ。
初期不良は一定数あるようですが、交換対応してくれるので万が一の時も安心です。5,000円未満で買える格安レコーダーの中では機能・品質ともにトップクラスと言えます。
品質重視の方に!1万円~2万円のおすすめドライブレコーダー
ここまでコストパフォーマンス重視でおすすめの安いドライブレコーダーを紹介しましたが、中にはもう少しお金を出してもいいからもっと品質のよいもの、多機能なものが買いたいと思っている方がいるかもしれません。
そこで、1万円~2万円のおすすめドライブレコーダーもちょっぴり紹介してみます。
画質にこだわりたい方におすすめ!ジャパンアベニュー/GT35
視野角:150°
画質 :SuperHD(400万画素)
オプション機能:Gセンサー、HDW(WDR)、LED信号機対応、駐車監視、動体検知、GPS搭載、Wi-Fi搭載
Yahoo!ショッピングのドライブレコーダー部門で8週連続1位を獲得した大ヒット商品です。このドライブレコーダーの1番の特徴は、超高精細な映像。従来のFHDの約2倍の400万画素で、とにかく高画質で記録が残せます。なんとこの画素数は、2018年11月時点で業界No.1。そんなに画質がいいなら、すぐにメモリが一杯になってしまうんじゃ?と思う人もいると思いますが、解像度を六段階で切り替えられるため、メモリを節約したい人は調整が可能です。
さらにこの他にPCで映像を確認できるビューワー、スマホで映像を確認できるアプリが無償で提供されます。Wi-Fiで接続して簡単に映像を確認できるため使い勝手も良好です。日本製でアフターサービスが充実しており、品質重視の人も満足できるドライブレコーダーとなっています。
前後撮影機能で死角なし!ユピテル/前後2カメラ搭載ドライブレコーダー DRY-TW7500dP
視野角:153°
画質 :FHD
オプション機能:前後撮影、Gセンサー、HDR(WDR)、LED信号機対応、手動録画、GPS搭載、駐車監視(別売りオプション)
フロントとリアの2カメラで撮影ができるので、後ろからの追突や煽り運転もばっちり記録できます。前後撮影機能が備わっている機種の中では比較的安い方なので、前後撮影できるドライブレコーダーを探している人にはおすすめです。
その他の特典として、ロードサービスが1年間無料になったり、ドライブレコーダー買替補償金制度(レッカー移動を伴う交通事故に遭った時に4万円の保証金がもらえる制度)の対象になったりと、あまり他では見られないサービスが付いている点も特徴です。
日本マーケティングリサーチ機構が実施したドライブレコーダーのお客様満足度調査では「品質満足度」「アフターフォロー満足度」「お客様満足度」の3つの部門で1位を獲得した実績を持ち、多少予算を上げてでも買う価値アリのドライブレコーダーと言えます。
そもそもあおり運転に遭わないためには?遭ってしまったときはどうするべき?
ドライブレコーダーがあれば、交通トラブルや事故の時も証拠が残せるし安心です。
でも、できれば交通トラブルになんか遭いたくない!
今回は、交通トラブルの中でも特に怖いあおり運転に遭わないために心がけるべきこと、そして遭ってしまった時の対処法をお教えします。
相手を刺激しない!安全運転を心がけよう
あおり運転に遭わないためには、おかしなドライバーに目を付けられないことが大切です。そのためにはまず、相手を刺激しないような運転を心がけましょう。
車間距離をとろう
前の車のドライバーも安心して運転できる上に、割り込みされても対処することができます。
急停止・急発進しない
周りのドライバーを不快にさせる危険な運転です。ゆっくり発進、だんだん減速を心がけましょう。
無理な車線変更はしない
割り込まれたと感じる人もいます。前後の車との距離を十分にとって、スライドするような滑らかな車線変更を心がけましょう。
ゆずり合いの心を持とう
後ろから急いでいそうな車が接近してきたら、走行車線に車線を変更する、端によって道をゆずるなどの対応をするようにしましょう。
また、最近は「ドライブレコーダーで記録しています」「警察に通報します」といったあおり運転防止に役立つステッカーも販売されています。危険なドライバーを遠ざけられる上に、駐車している時の盗難やイタズラ被害を防ぐ効果もありそうです。
あおり運転に遭ってしまったらどう対処する?
安全運転を心がけていても、あおり運転に遭遇することがあるかもしれません。対処を誤れば交通事故や事件になってしまう可能性もあります。次のことに注意して、自分の身を守ることに努めてください。
安全な場所に避難する
警察署に駆け込めればベストですが、近くにない場合はコンビニなどの人がいる場所に避難しましょう。高速道路を走行している場合は、サービスエリアやパーキングエリアに避難してください。路肩に停車するのは後続車に追突される危険もあるのでやめた方が良いです。
避難先までドライバーが追いかけてきても、車から降りてはいけません。ドアをロックして相手が開けられないようにしてください。ドアを蹴ったりあなたに暴言を言ったりするかもしれませんが、挑発に乗らないようにしましょう。
警察に通報する
避難先まであおり運転のドライバーが追いかけてきて、あなたに危害を加えるような行動に及んだ場合は、警察に通報しましょう。警察が到着するまで車を降りず、相手を刺激しないように待ってください。
ちなみに、警察に通報する際の番号は110番です。119番は消防署に繋がるのでお間違いないよう。
まとめ
ドライブレコーダーは、交通トラブルに遭った時に役立つのはもちろん、持っているだけでも危険ドライバーへの警告になります。頻繁に運転する方にとって必須のアイテムと言っても過言ではありません。
今回ご紹介したように、安くても使えるドライブレコーダーはありますので、ぜひ導入を検討してみてください!
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